2010年06月20日

polyvalent

いま世の中はWorld Cup Soccerの話題で持ちきり。日本代表が戦前の予想以上に活躍を見せているからでしょう。普段ほとんど気にもとめないサッカーのニュース記事に自然と目が行き、一心に読んでいる自分がいます。

前日本代表監督であるイビチャ・オシム氏の鋭い分析を読む中で、次の言葉に目に飛び込んできました。「本田は素晴らしい選手で複数のポジションでプレーできるポリバレント性を持ち、勇気があり、集中力もある。」Yahooスポーツの記事ですが、こんなに珍しい言葉をカタカナのまま使うとはなんて不親切なんだろうかと多少憤りを感じながら読んでいました。

調べてみると英和辞典にはpolyvalent([化]多価の、多機能の)とあり、接頭語poly-(多くの)と接尾語-valent(〜の力を持つ)の組み合わせとなっています。さらにGoogleで検索をかけてみると、どうやらオシム氏が好んで使う言葉であるらしいことがわかりました。さらには日本のWikipediaのユーティリティプレーヤーの項にしっかりと説明が載っていることに驚きました。

それではこの言葉はサッカー用語として果たして英語圏でも同じように使われているのでしょうか。オシム氏が使ったために日本だけで知られるようになった単なる化学用語なのでしょうか。そういうことを検証するのにインターネットは極めて有用です。実際にサッカー用語として使用されている記事が見つかりました。
Just for Kicks
What’s more, Spain seems to be mastering the art of producing polyvalent skilful players, a quintessential attribute in modern football.


ちなみにこの記事のタイトルがまたイディオムになっています。just for kicks(刺激を求めて)

日本の英和辞典や英辞郎にはまだ掲載されていないようですが、今後検討してもいいかもしれません。
posted by cosa at 23:38| Comment(0) | 英単語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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