2008年09月12日

ネーミングと国民性

日本人って名前をつけるのが好きな国民だとつねづね感じています。言霊思想が現代でも生きているのでしょうか。自動車の車名と辞書の名前を例に日本と欧米を比較してみることにします。

日本の自動車メーカーは1つ1つ車種に必ず名前をつけています。最近の車とその名前の由来を紹介します。
TOYOTAのVELLFIRE(ベルファイア)は英語のVelvet=物静かな、Fire=情熱からの造語。
NISSANのDUALIS(デュアリス)は乗る人すべてにオンとオフの【デュアルライフ】を充実してもらいたいという願いを込めてつけられました。
HONDAのFREED(フリード)はFree(自由な)+do(行動する)という意味合いを込めたネーミング。
MAZDAのBIANTE(ビアンテ)は、「周囲を取り巻く」「環境」を表す英語”ambient”から生まれた造語。
SUBARUのEXIGA(エクシーガ)はEXCITING<エキサイティング>とACTIVE<アクティブ>の意を組み合わせた造語。
日本のメーカーはネーミングによるイメージ作りに積極的だといえます。

それに対してヨーロッパの自動車は車種名というよりも型番、品番。各社の売れ筋モデルをあげます。
BMWの3 series
AUDIのA4
MERCEDES BENZのC class
PORSCHEの911
Peugeotの207
CitroenのC5
JaguarのX-TYPE
Alfa Romeoの147
VOLVOのV70
SAABの9-5
このようにアルファベットや数字を使ったものが大半を占めます。


辞書の世界でも同様の現象がみられます。日本の出版社による英語辞典の名前とその意味を見てみましょう。
『ウィズダム英和辞典(三省堂)』wisdom(英知)
『ジーニアス英和辞典(大修館)』genius(天才)
『スーパーアンカー英和辞典(学研)』anchor(頼みの綱)
『ビーコン英和辞典(三省堂)』beacon(灯台)
『フェイバリット英和辞典(東京書籍)』favorite(好みの)
『プログレッシブ英和中辞典(小学館)』progressive(前進する)
『ライトハウス英和辞典(研究社)』lighthouse(灯台)
『ルミナス英和辞典(研究社)』luminous(聡明な)
『レクシス英和辞典(旺文社)』lexis(語彙)

米英の英語辞典を見てみると、社名を冠した辞書ばかりです。
CAMBRIDGE ENGLISH DICTIONARY』
Collins Cobuild ADVANCED LEARNER'S ENGLISH DICTIONARY』
LONGMAN DICTIONARY OF CONTEMPORARY ENGLISH』
Macmillan English Dictionary for Advanced Learners』
Merriam-Webster's Collegiate Dictionary』
OXFORD ADVANCED LEARNER'S DICTIONARY』


少ない例からの印象になりますが、日本は名前を非常に大事にする文化なんだと感じさせてくれます。商品名にだけでなく、子どもの名付けにも非常に拘りを持つの国民であるように思います。「命名」という言葉がそれを象徴しているかもしれません。名前に命を吹き込んでいるわけですね。
posted by cosa at 04:54| Comment(2) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近しばしば拝見しております。今は英検1級や国連英検特A級を目指して勉強しています。リサーチ力がすごいですね。これからも新鮮な情報を楽しみにしています。
Posted by Gori-Gori at 2008年09月12日 21:13
Gori-Goriさん

ご訪問ありがとうございます。好奇心の向くままに綴っているブログです。横道に逸れた内容ばかりですが、タイトル通り英語学習の楽しさを、マイペースで、追い求めていきます。1級と特A級を目指しているのですから、英語学習には並々ならぬ時間や労力を払ってこられたはず。箸休め程度に拙記事を楽しんでいただけたら光栄です。
Posted by cosa at 2008年09月13日 00:36
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