2008年11月29日

想像力で限界突破

過去の指導経験、書籍やセミナーを通じて蓄積してきた英語指導の手法を綴っていきます。指導技術にはいまだ未熟な面があり、また生徒の入学試験や英語資格試験の成果にも満足していません。ブログにいまの考えを書き付けることによって、意見をいただくことによって、指導技術を洗練させていけたらと思っています。

私の指導法の根底には「英語教授法は英語学習法の上に成り立つ」という考えがあります。単語を覚えるには繰り返しが必要であり、また手で書いたり声に出すなどして多くの感覚を動員することで覚えやすさがアップします。このような知識や経験があってはじめて単語の指導や課題の与え方に工夫が生まれます。英語の習得には数千時間もの時間がかかります。だからこそ教師は生徒の学習時間を増やす手だてを探ります。学習効率の高い英語指導は正しい学習法の知識を前提としたものでないといけない、そう考えてきました。

また私自身が英語学習経験者として大切だと思うのは、学習者に「限界をつくらせない」ことです。英単語100個を1時間で暗記、教科書の本文を1レッスン30分で暗誦、辞書は10秒以内に引く。これらを課せば、最初はたいてい「むちゃぶり!」と返ってきます。でもやり方を示し、生徒たちがそのやり方に修練してくれば、初めは不可能だと思っていた課題達成が、実際には不可能ではなかったということに気づきます。

かつてはだれもが不可能だと思い込んでいました。男子マラソンのハイレ・ゲブレセラシェ選手(エチオピア)は2時間3分59秒で走りました。40年前人類は初めて2時間10分の壁を破ったところでした。男子100メートルではウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が9秒69で100メートルを駆け抜けました。40年前は当時世界一のスプリンターでも10秒の壁を破れていません。男子平泳ぎの北島康介選手は200メートルを2分7秒51で泳ぎました。40年前の世界記録は2分27秒だったのです。

「これ以上はもう無理」という限界は、私たちの脳が勝手につくりだすもの。その限界を乗り越えた先には新たなステージが存在している。次の段階へ、さらにその次の段階へと生徒を上手に導くことのできる優れた指導者になりたいと思います。つねに研究心を持ち、謙虚に学び、すぐれた指導方法を確立していきたい。進歩や進化をもたらすには知識以上に想像力が大事であるとアインシュタインは語っています。指導者である私自身が限界をつくらず、豊かな想像力で学習効果の高い指導方法を模索していきます。
Imagination is more important than knowledge. For knowledge is limited, whereas imagination embraces the entire world, stimulating progress, giving birth to evolution.
Albert Einstein (German-born theoretical physicist)
posted by cosa at 00:41| Comment(2) | 英語指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素敵ですね。何か新たな決意が伝わってくるようです。「想像力で限界突破」 … このように希望に満ちた 「宣言」 に共感を抱きます。
Posted by mamarimama at 2008年11月29日 19:58
mamarimamaさん

このコメントはうれしいな〜。(^。^)

書いているうちに大袈裟になってしまいましたが、ここに書いた気持ちに偽りはありません。

当ブログはもともと英語の学習法と指導法について語る場として始めたものでした。これまでの指導経験のなかで会得してきた小ネタを記事にするうち、だんだんと方向性がズレてしまい、今に至っています。学習者として英語力を向上させていくことは当然のことながら、指導者としては授業力にも磨きをかけていかないといけません。mamarimamaさんにはぜひとも率直な感想を期待しています。
Posted by cosa at 2008年11月30日 01:54
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。