2008年12月15日

ほめ言葉

人に教えるとき、褒めることは絶対に欠かせません。ほめられた学習者のモチベーションは確実に上がります。ほめられると人の脳(前頭前野)はすごく活性化するといいます。褒められた側は気分がいいし、やる気になる。自信がつく。褒められたらうれしくて笑顔になる。褒めた側もその笑顔を見てうれしくなるからまた褒めたくなる。この好循環が学習者の進歩を促すのは必至。褒め言葉の絶大な効果に疑いはないでしょう。それにほめ言葉は無料です。お金は一切かかりません。出せば出すほど生徒の学習によい効果を与える。ならばケチらずにどんどん与えたいものです。

褒めることの大切さはわかっているのですが、なかなか上手にほめてあげられません。私の発する言葉はつい「もっとがんばれ!」になってしまう。周りにいる褒め上手な先生を見ていると、いつも自分の至らなさに気づかされます。褒め言葉のバリエーションが圧倒的に少ないし、観察力がまだまだ足りません。生徒をよく見てほめるポイントを見逃さず、タイミングよく褒めて、生徒にも教師にも気持ちのよい空間を作れるよう心がけたい。

さて英語の授業で使える褒め言葉はどれだけあるのでしょうか。出来るだけたくさん挙げてみます。
1. Good.
2. Great.
3. Super.
4. Perfect.
5. Amazing.
6. Fabulous.
7. Splendid.
8. Good job.
9. Good try.
10. Excellent.
11. Fantastic.
12. Marvelous.
13. Wonderful.
14. Nice work.
15. You did it.
16. Very good.
17. Way to go.
18. Outstanding.
19. That's right.
20. You made it.
21. You did well.
22. Good for you.
23. Well (done, written, spoken).
24. You are so (quick, smart, genius).
25. I like your (idea, writing, speaking, pronunciation).


ほめ言葉をバリエーションを持っているだけではダメで、褒め方には大事なポイントがいくつかあります。「ほめる指導」が基礎学力向上に大きな効果があることを証明し、NHKの番組でも取り上げられた富山市立五福小学校の作成した指導マニュアルを見てみましょう。
(1) ほめ言葉の種類を増やし、力強くほめる
(2) 事実をほめる
(3) 子供の名前を呼んでほめる
高取しづか『わかっちゃいるけどほめられない!』宝島社

とてもシンプルなのですけど、本当に大事なポイントが書いてあります。同著には別の先生の例が出ていたのですが、45分間にほめ言葉の数を記録してみたら80回くらいほめていたそうです。しかも同じ言葉を使わず、全部の生徒に別々の言葉をかけていたというのですから驚きです。そう考えると、先に挙げた英語のほめ言葉は全然足りない。日本語も交えて、バリエーションを増やしていきたいと思います。

最後に富山市立五福小学校の校長先生(現在は別の学校へ転任されています)のことばを書き留めておこうと思います。
これまで教師をやってきて、ほめることそのものが、子どもとのコミュニケーションだと私は思っています。ほめる機会を多くすれば、子どもとのコミュニケーションが増えてきます。
杉田久信 (富山市立山室中部小学校校長)
posted by cosa at 03:02| Comment(4) | 英語指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の尊敬する竹岡広信先生も番組「プロフェッショナル」の中で同じことを言ってました。
叱って伸びる子は少ないからできるだけ褒める、だけど褒めるタイミングが非常に重要だと。叱るほうがよっぽど楽なんですよね。「人に教える」ということは難しいと思います。私も一時英語塾で教えたことがありますが、やる気のない子にやらせるのがいかに大変なことなのか思い知らされました・・・
Posted by piggy at 2008年12月20日 11:07
piggyさん

いつもコメントありがとうございます。竹岡先生のおっしゃることはほんとうにその通りですね。日々指導の難しさを実感しております。

言語の上達には数々の「失敗」が欠かせないと思うのですが、授業中の失敗を許容するにもほめ言葉が欠かせません。「失敗しても大丈夫」という雰囲気を作るには指導者の言葉選びが大切。正解という結果ではなく、考え抜いたプロセスやトライした気持ちを評価して、それに応えることばをいつも用意しておかなければと思っています。
Posted by cosa at 2008年12月21日 14:54
初めまして。HAPPY NEW YEAR!

>発する言葉はつい「もっとがんばれ!」になって

生徒激励の際に「頑張って!」を使わない努力を始めたのは20年だったか、、、生徒の一人から「先生は、いっつも頑張って(という言葉)しか言わないね〜」にハッ!とさせられ、、、
何をどう頑張るかという考えもなしに、便利な挨拶程度で発する人は多いかもしれません。

某団体のヤングミセス。合う度に中堅幹部から「頑張れ!」「頑張れ!」との掛け声で背中を押されていたが、ある時とうとう切れたそうな。「頑張れ、頑張れと(※決まり文句のように言うけど)一体何をどう頑張れというの!」
、、、というエピソードを読んだことがあります。

「頑張って」を使わないcheer upする、それは相手の状況をよく知っていないと、相手のことを親身になって考えていないと、、、できないことですね〜。
私も【安易な】「ガンバレ!」を使わなくなった当初、代替用語の選択に四苦八苦。いかにそれまで便利なツール、挨拶用語として「頑張る」を口にしていたかが判明。それとともに、相手のことを表面的にしか考えていなかったとも反省、、、
Posted by K at 2009年01月03日 13:11
Kさん

はじめまして。新春おめでとうございます。

これまでの指導経験の一端をお聞かせいただきありがとうございます。Kさんの姿勢には非常に共感を覚えるとともに、うれしく気持ちになりました。「頑張れ!」の言いかえ表現の選択にはいつも苦労しているのですが、応援する相手のことを考えればこそ、軽々しく「頑張れ!」に頼らず、具体的で力強い励ましをしたいものです。
Posted by cosa at 2009年01月04日 00:54
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