2009年05月25日

語彙指導

単語だけを単体で取り上げて教える機会というのは滅多にないのですが、英語力が上がるにつれて同類語の使い分けは重要性を増してきます。生徒の大多数は単語帳を頼りにして、英語=日本語の1対1対応で覚えてしまい、同類語の理解が深まりません。語義の正確なイメージを与え、いかに印象に残すか。辞書には用例や訳語例がたくさん載っていますが、無味乾燥なものです。そこで教師の出番。話術や知識、アイディアによって、理解を促進し、言葉への興味や関心を引き出したいものです。

紛らわしい単語同士を、私だったらどう教えるか。指導アイディアを記録に残してみようと思います。今回は同類語の定番ともいえる「値段、料金、費用」に関する単語群を取り上げてみます。

price(価格)
すでに外来語としてカタカナが日本語に入り込んでいるので説明の必要はないかと思います。

fare(運賃)
ferry(フェリー)と同語源。接尾辞-ferは「運ぶ」のイメージ。同じ接尾辞を持った語をここで話しておきたい。例えば、prefer(より好む)は[pre(先に)+fer(運ぶ)→優先する]となる。

fee(謝礼、料金)
専門性に対する「謝礼」と考える。
a lawyer's fees(弁護料)→専門家に払う謝礼。通常、複数形になる。
an admission fee(入場料)→専門的場所に払う料金。

toll(通行料)
道路や橋を「通る(toll)」ための料金。ここはダジャレで解決。ちなみにETCとはElectrical Toll Collection system(道路通行料自動徴収システム)の略語。

charge(料金)
サービスに対して払う料金。コロケーションを利用して、a service charge(サービス料)でイメージを強化する。また、語義は次のように派生していく。「車に荷を積む」→「負わせる」→「請求する、課す」となり、動詞が元である。語源を押さえておいて、別の語義「起訴する」を教える際の伏線にする。

cost(代価、費用)
すでに日本語化しているが、「維持費」の要素が入ってることに言及しておく。cut the maintenance cost(維持費を削る)を示して、イメージの定着を図る。
posted by cosa at 03:27| Comment(0) | 英語指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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