2009年08月14日

ノートとボールペンと時計

部屋とワイシャツとわたし
このお盆に実家でテレビを見ていたら、平松愛理さんがこの曲ができるまでのエピソードを披露していました。この名曲とは全く無関係の内容ですが、この番組を見ていて今回の記事を書こうと思い立ちました。


わかっちゃいるけど…
英語力という高い塔を建てたいと思ったら、単語力という土台強化が必要不可欠。英語学習者なら誰もがわかっている理屈。頭ではわかっている。でも暗記作業をなかなか継続できない。それが最大の悩みだったりする。単語暗記も途中で止めれば、苦労して覚えた(つもりの)単語も2〜3日でいとも容易く消失してしまう。こうしてやる気はますます萎えていく。「機械的に英単語を覚えてもどうせ役に立たないよ」と自分に言い聞かせつつも、結局はどうしていいのかわからなくなる。


自分に合った方法こそが最高の方法
これはその昔私自身が実際に抱えていた葛藤であり、英語を学習するすべての人に乗り越えてほしいハードル。「必要なのは精神論じゃなくて具体的な方法論だ!」そう思ってこれを読んでいる方にはすぐに書店に足を運んでいただきたいと思います。英語学習法や暗記術に関する本を買って読んでみてください。インターネットで検索して学習方法を探してみてください。きっと自分に合った方法、納得できるやり方が見つかることでしょう。英単語の暗記継続というハードルを乗り越えてきた先駆者が世の中にはたくさんいますから、いくつものメソッドが紹介されています。先駆者の足跡を辿ってみれば、それ相当の苦労を伴うことに気づかれるでしょう。そして覚悟が決まったらあとは実践するのみです。


ノートとボールペンと時計
一般に流布している学習法に加え、最後に私のやり方を紹介させてください。学習本やネットで得た方法論をアレンジしていることを最初にお断りしておきます。また他人に強く勧める方法でもありませんが、ぜひご自分の方法と比較し、参考にされてください。

私の場合は、市販の単語帳やオリジナルの単語帳を駆使してターゲットとなる単語が決まったら、それらをノートにボールペンで書いて覚えるという地道な方法を続けました。

練習回数は3回と決め、一度に30個の単語を暗記していきました。なぜ30個を3回ずつかというと、ノート1ページ分にちょうど収まる個数と回数だったからに過ぎません。練習3回目をテストとし、そこで答えられなかった単語はさらに同じ行程を繰り返して覚えきれない単語を潰していきました。

また、新たな暗記を始めるたびに開始時刻を書き入れ、終われば終了時刻を書き入れました。30語を覚えるのにだいたい15〜20分かけていましたのですが、毎回1分でも1秒でも早く終わることに全力を注いでいました。そうすることで時間をできるだけ短縮し、集中力を引き出すようにしていたつもりです。

ボールペンとノートと時計(ストップウォッチ)を活用したわけですが、ボールペンは鉛筆や水性ペンと比べ以下の利点があります。

・鉛筆とは違い、消しゴムが必要ない。消す時間が勿体ない。
・鉛筆とは違い、削る必要がない。削る時間が勿体ない。
・水性ペンと比べて、インクが長持ちし、汗等で汚れない。


またノートには使い始めの日付を記録しておきました。例えば、最初に「2009/08/13〜」と表に書き、ページをすべて使い切った時点で「〜2009/09/13」と記します。また、ノート1冊は60ページありますが、上記ペースで暗記を続けていくと、1800語の単語を練習するとちょうど1冊終わる計算になります。努力という形のないものを数値化することで「見える化」することが大事だと思います。またボールペンのインクの減り具合でも努力を計ることができます。Acerという台湾にあるパソコンメーカーが配信している動画での実験を見て知ったことですが、ボールペンのインクはひたすら書き続けて5時間ほどでなくなっていました。


古典力学の法則
最もエネルギーを必要とするのは何かを始める時。力学の法則によれば、「物体が力を受けると、その力の働く方向に加速度が生じる。加速度は力の大きさに比例し、質量に反比例する(運動の第2法則)」そうです。作業が加速すればするほど、必要な力は減っていく。暗記をスタートさせ継続することで学習効率が高まり、継続が容易になっていく。みなさんがベストだと思う方法を信じてやり続けることです。
Good luck in learning English!
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2009年06月15日

成功要因

スポーツの世界では能力を高めるため、アスリートたちには最先端の技術や素材を駆使した用具の使用やウェアの着用が認められています。1/100秒単位で記録更新を狙う水泳なら水着に、打球のスピードやコントロールを追求するテニスならラケットやシューズに、マラソンならシューズやドリンクに、プロスポーツ選手は道具の選択に細心の注意を払っています。そうすることで記録更新を狙い、試合に勝利し、さらには観客に感動を与えるパフォーマンスを発揮しています。プロだからこそ、ほんのわずかな差によって勝利をものにしようと努力しています。

それでも道具がもたらす恩恵は勝利や記録を構成するほんの一部に過ぎないはず。試合までにしてきた準備、練習こそが最大の成功要因です。100メートル走の選手ならわずか10秒ほどのために、日々の生活時間のほとんどを勝利のために費やしています。そしてその準備段階では(ドーピング等の違反行為を除き)何をやってもいいのです。筋力増強のためにどんなトレーニングをするか、どんな食事をするかは自由です。1日の練習時間に制限はありません。1日10時間以上練習しようがそれに文句を言う権利はだれにもありません。またどんな専門家にアドバイスを求めようが自由です。例えば、卓球の平野早矢香選手は古武術の甲野善紀氏に、ソフトボール日本代表チームは西田文郎氏にメンタル面で指導を仰いでいます。

しかし試合では、両選手または両チームはルール上はまったく平等です。テニスで言えば、コートの広さ、使用ボール、審判などは全く同じ。違うのは自らの肉体と身につけた技術のみ。それだけで勝負します。相手選手に差をつけるためには、試合中にできることはほとんどありません。しかし練習ではいくらでも相手に差をつけることができます。

同様のことが英語学習にも当てはまります。英検やTOEICなどの資格試験に限らず高校または大学入試でも、試験中に守らなければならないルールが存在します。携帯電話の電源を切っておかなければなりません。参考書や辞書の類を利用することはできません。試験中に使えるのはそれまでに培ってきた知識や技能、集中力のみ。

でも試験当日までは何をやってもいいのです。参考書を何冊買ってもいいし、専門の学校に通ってもいい。何時間勉強しようが自由だし、通勤・通学時間に勉強するのも自由です。辞書を引く回数に制限はありません。問題集の使い方に制限はありません。バラして持ち歩こうが、どんな書き込みをしようがだれも咎めはしません。準備段階ではどこまでも自由が与えられています。準備段階での努力が勝利をもたらしてくれるのです。
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2009年05月09日

ライティング三ヶ条

ライティングを弱点としている私が「ライティング」について語るのはおこがましいので、英語流のロジカルな文章の書き方を紹介できればと思います。

英語の文章は書き始めるとものすごく凝ってしまうくせに、いざ辞書や文法書に頼れない英語試験でのエッセイ・ライティングになると途端に書けなくなる。日本語的な論理から脱することできない。こういう悩みを抱えつつも、自学ではどうすることもできず、ライティングの練習からどんどん離れてしまうという方が多いのではないでしょうか。これ、ズバリ私のことですね。

ライティング上達のために「書く」絶対量は不可欠であるわけですが、英語のライティング・スタイルに従って練習を重ねるということもまた大切です。

次の言葉を聞いたことがありますか?
(1) Tell the readers what you're going to tell them.
(2) Tell them.
(3) Tell them what you've told.
英語ライティングのスタイルを端的に表した言葉としてよく知られています。これらはそのまま(1) Introduction (2) Body (3) Conclusionをに当てはまりますね。readersのところをaudienceに変えれば、スピーチにも活かすことができるでしょう。

私と同じ悩みを抱えている方、ぜひ下記リンク先をお読みになってみてください。きっと役立つヒントがたくさんあると思います。例も具体的でわかりやすい。そしてここにある英文自体がアドバイス通りに書かれていて見事です!ぜひお読みになってみてください。
Web AIM: Writing clearly and simply
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2009年01月24日

音読の回数

音読は何回で効果があらわれるか?

リスニング力を伸ばすため、現在TOEICの問題集を教材に効果的なトレーニング・メニューを模索中です。自らを実験台にして、一体何回くらい英文を読めば効果があらわれるのかを明らかにしていきたいと思っています。音読だけにこだわらず、シャドーイングやオーバーラッピング等を駆使して、上手に飽きを回避することができるかなど、指導面でも活かせるよう経験則を導いていきます。


音読の回数に関して、英語達人たちの言説を集めてみました。

東進ハイスクールの人気講師、今井宏氏も最低30回を1セットとしています。
構文を把握し和訳をつけながらしっかり精読したら、仕上げに最低でも1つの文章を30回は音読してほしいと思います。
今井宏『今度こそ「英語は、大丈夫。」』東進ブックス

ボストンアカデミー校長の市橋敬三氏は、英語の語順、発想、思考形成を頭に完全に定着させるために最低80回の音読が必要であるとおっしゃっています。これは文章のではなく、例文の音読回数について述べたものです。
小学校での九九の暗記と同じように最低80回

フィニックス英語学院の稲垣弘道氏も80回を目安として提示しておられます。
どのくらい読めばいいかということについては「本当に効果のあるところまでやるのであれば読んでいる英語を覚えてしまうまで」というのが答えです。 「英語を話せるようになる」ということは使いたい時にすぐ使えるように頭の中に英語を用意しておくことですから、音読は読んでいるものを本を見ないでも再生できるところまでやらなければいけません。

話す時に本を見なければ英文を思い出せないのであれば話せるわけありません。80回も読めば普通の人はほとんどの英文を覚えてしまうでしょう。

駿台予備校の人気講師、大島保彦氏はご自身の学習体験を次のように語っています。
ただ闇雲に音読した。発音がいいかげんな単語は調べなおした。慣れてきたら教科書を伏せて口に出していってみた。新聞広告の裏が白紙のものをためておいて、そこに書き写してみた。最低100回はやってみた。それ以来、中間・期末試験で95点未満を取った記憶がない。その後、大学入学後もいろいろな語学に挑戦したが、いつも同じようにやってみた。うまくいった。
大島保彦『駿台式!本当の勉強力』講談社現代新書

灘高等学校の英語科教師、木村達哉氏は長文の復習方法として音読20回と言っています。
完全に音も意味もわかるようになった段階で、CDのとおりに(←大事!)アメリカ人になったつもりで音読する。何度も音読せよ。1長文20回!

英語上達完全マップを運営してらっしゃる森沢洋介氏は、英語のトレーニング法として提唱されている1つ「音読パッケージ」の中で、30回の音読を1サイクルとしています。リピーティング(5回)→音読(15回)→リピーティング(5回)→シャドーイング(5回)の順に行い、合計30回。
私が示した30回という回数にげんなりした人もあるでしょうが、一定の長さを持つ英文を深く自分の中に取り込み、そこから英語上達に役立つエッセンスを吸い上げたいと望むならこれくらいの回数が絶対に必要です。これは有酸素運動の効果に例えることができます。ジョギングやウォーキングのような有酸素運動で、減量などの効果を得たい時、一定の時間運動を続けなければならないことが知られています。運動をはじめて15〜20分くらいはグリコーゲンが燃やされていて、脂肪の燃焼が始まるのはその時間が過ぎてからなのだそうです。つまり、減量を成功させるためには運動を20分以上続けなければならないというわけです。音読の効果にも似たところがあるのです。

わたしはこの30回という回数をいいかげんに持ち出したわけではありません。私自身の指導経験から、音読効果を確保するためのミニマムな回数として割り出してきたのです。私自身が音読を本格的に開始したのは、国弘正雄氏の著書で「只管朗読」を知ってからです。氏の教え通り、私は中学生のテキストで音読にとりかかったのですが、回数についても本に書かれていた通り一冊500回を忠実に守りました。実際には100回×5のサイクル法で行いました。実際、この中学テキストの音読で私は本格的英語トレーニングの好スタートを切ることができました。

この経験から、わたしが英語を教え始めた時、生徒に私と同じ100回×5サイクルの音読回数を課したのですが、みな途中で根を上げてしまいこれを実際にこなせる人はほとんどいなかったのです。そこで私は100回を80回にしてみましたが、それでも生徒はついてこられません。さらに生徒の要請に従い70、60、50と回数を下げていきました。効果はまずまずでした。ところが回数を下げつづけ、20回になったとき効果ががくんと落ちてしまったのです。回数を30回に戻した時、効果は再び安定しました。それ以来私はミニマムの音読回数を30回に設定しています。

音読といえば、國弘正雄氏を忘れるわけにはいきません。
当時の私は非常に純真な生徒でしたから木村先生のいわれることを実に愚直なまでに実行したのです。時あたかも戦争中で、今とちがってテレビもなければラジオ講座もない諸事不便な時代でしたが、幸い教科書だけはありました。そこで、これを声を出して繰り返し読んだものでした。おそらく1つのレッスンについて500回ないしは1000回も読んだだろうと思います。
國弘正雄『英語の話しかた』たちばな出版
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2008年09月11日

他人の勉強法

英文ライティングの添削・指導を行っているi-osmosisが8月に募集していた「私はこうやって英語を勉強していますコンテスト」の投稿を公開しています。優勝者の発表が近日中に行われるようです。生の声はおもしろい。

また同サイト内に「英検1級ヒーローインタビュー」に8人のインタビューが掲載されています。英検1級合格者の話はなかなか貴重。モチベーションアップに読んでみてはいかがでしょうか。
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2008年08月26日

インプットの工夫

暗記はメンテナンスを怠るといずれは大半が消失してしまいます。せっかく憶えた知識も復習をしなければ維持は難しい。忘却を食い止める何かよい方法はないものでしょうか。

『Verbal Advantage』という単語帳に語彙を増やすにあたって大事な3つのRがあるとありました。
3R's of verbal development; routine, repetition, and review
至極当たり前のことばかりです。暗記方法(how to input)以上に憶えた事柄を維持する活動(how to maintain)の方が大事であるということがわかります。「習慣」「繰り返し」「復習」といった当たり前の作業を確実にやれる人がいかに少ないかということでしょう。英語を指導する立場上、こういった語彙力維持の大切さとその大変さを正直に誠実に伝えていきたいといつも思っています。

そうは言っても効率的でしかも楽しい語彙指導の方法はつねに追求したいと考えています。私は以下の4パターンで単語を紹介・指導することが多いです。

(1) pun(だじゃれ)

学生に限らず大人に対しても最も効果的な指導方法ではないでしょうか。「楽しく笑って学習する」=「楽習」こそが究極のメソッドかもしれません。私がよくやるのは次のような例。ban(禁止する)の覚え方は「あれもこれもバンバン禁止する」。burn(燃やす)も「あれもこれもバンバン燃やす」。生徒の頭の中で勝手に面白いイメージがふくらんでくれたらしめたものです。もう1つ。balloon(風船)は綴りを間違えやすい単語ですが、「ボール(ball)に酸素(O2=oo)入ってるん(n)」と覚えればスペリングは完璧です。


(2) etymology(語源)・prefix(接頭辞)・radix(語根)・suffix(接尾辞)

私自身が語源大好きなので、ついつい長々と話してしまいます。これは他の語を暗記する際に応用が利くので、レベルが上がれば上がるほど有効な指導法ではないかと思っています。語の成り立ちなどの豆知識はついだれかに話したくなるものです。友人や家族に話すことで記憶の強化を期待できます。私がよく話す例として次のようなものがあります。接頭辞[gno-(知る)]からknow(知っている)、ignore(無視する)、recognize(認識する)をまとめて学ぶことができます。


(3) sound symbolism(音象徴)

ことばが文字として綴られるより前、音によってのみ意味を伝えていました。音の持つイメージが個々の言葉に共通性を持たせることがあります。[-le]は反復を表してさまざま単語をつくります。bubble(ブクブク泡立つ)、giggle(クスクス笑う)、mumble(ブツブツつぶやく)などです。


(4) association(連想)

単語は単体で覚えるよりも他の語と関連させながら覚える方が断然に効率がいいですよね。記憶のフック(ひっかかり)ができるので思い出しやすくなります。言語学的に関連性があるかどうかは別にして、ある語とある語を想像力を使って結びつける作業自体に大きな効果があると思います。rubber(消しゴム)rub(擦る)rubbish(くず)が出ます。


上記以外にも絵を書いたり、単語にまつわる私自身のエピソードを話したり、生徒と覚え方を考えてもらったり、細々したやり方はまだまだあります。でもたいてい上の4つの方法を使うことが多いかなと思います。もっと面白いやり方あるよという方、ぜひご紹介ください。
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2008年04月20日

速読力に「速音読」

TOEICのReadingパートを時間内にすべて解き終えることができず、何問も残してしまう。そういう受験者がたくさんいることでしょう。試験会場では試験終了間際に最後の十数問を塗りつぶしている人をよく見かけます。集中力や体力の問題もありますがそれはさておき、おそらく英文を読む速度が絶対的に遅いのだと思います。逆に言えば、そういう人は速読力さえついてくれば、スコアが大幅に伸びる可能性があるということです。

ではどうやって速読力を磨いたらいいか。とてもシンプルですが、「音読の速度を上げる」という方法がオススメです。あるプロの通訳の方に教わったやり方なのですが、私はこれを聞いたとき、目から鱗が落ちる思いがしました。なぜなら【音読<黙読】というイメージを持っていたし、読む速度を上げるのに「声を出して英語を読む」のは御法度だと思っていましたから。

この方法を聞いてすぐに「速音読」を実践。ストップウォッチを使い、目標スピードに達するまで何度も何度も音読しました。「同じ英文をひたすら速く読むのは退屈」と思うかもしれませんが、実際にこの「速音読」をやってみると、目標タイムとの戦いが結構面白く、設定した制限時間内に読めたときの達成感はまた格別でした。繰り返し読むことで、返り読みをしない訓練になりますし、文章中の単語の定着にも役立ちます。英文を読むのが遅いと感じてらっしゃる方にぜひ試してみていただきたい方法です。

1つ断っておかなければなりませんが、「速音読」は英文を速く読むための根本的な解決方法にはなりえません。速読力アップには、下地として語彙力と文法力が必要で、さらに多読が欠かせないと思います。こういった地味な努力は大事ですが、「速音読」のようなゲーム性を英語学習に取り入れつつ、速読力がつけられたら素晴らしいと思いませんか?
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2008年04月08日

スランプ脱出法

英語を勉強していれば、いつか必ず伸び悩む時期(スランプ)が訪れます。「毎日NHKラジオ講座を欠かさずに聴いているが、スピーカーが変わると聴きとれなくなる」「TOEIC700点の壁がなかなか突破できない」などスランプの中身は学習段階によって無数にあります。この「伸び悩み」という現象は一生懸命に取り組んでいるからこそ陥るわけですが、その突破口を見いだせないままの、非常に苦しい状態だといえます。

これを読んでいるみなさんも振り返えれば、孤独にもがき苦しんだ時期がきっとあったはず。みなさんはどうやって乗り越えてきましたか。とにかく自分自身を信じて頑張り続けたという人。学習方法を変えたという人。英語学習から一旦距離を置いたという人。さまざまな経験談が挙がることと思います。

私の場合は「英語レベルが数段が上の人に会う」のがスランプ脱出のきっかけになったと思っています。別に学習方法についてアドバイスしてもらう必要はありません。あなたが今まさに体験しているスランプを経験してきた上級者と話すだけで、「気づき」が得られると思うのです。学習量の少なさに気づくかもしれない。学習方法を非効率性に気づくかもしれない。彼らの話す言葉を聞いて、やる気がみなぎってくるかもしれない。その人は決して問題を解決しれくれません。でも気づきが得られる可能性はきわめて高い。

私は語学セミナーに2度ほど出たことがあります。一度はCEL英語ソリューションズの特別セミナー、一度はインタースクールの英語学習セミナーです。いずれも無料のもの。自分より数段上の上級者が話す内容には素直に耳を傾けることができました。また、同じように悩んでいる人たちが話を聞きに来ていますから、苦しんでいるのは自分一人だけじゃないと気持ちが楽になります。何よりもすごくいい刺激になりました。

上司や同僚に上級者がいる人はその方に悩みを打ち明けるのもよし。達人のセミナーを傍聴にいくのもよし。内へ向かって考え込むより外へ向かって行動することが大切です。
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2008年03月28日

暗記はきらいですか

「英語が嫌い」という生徒の多くが、その理由の筆頭に「暗記が嫌だから」を挙げます。その気持ちはすごくよくわかります。私も暗記が大嫌いでしたから。暗記科目といわれる社会や理科よりも覚えることはずっと多い。英語は、日本語または漢字からその意味を推測できる他の科目とは異なり、(学習初期の段階では特に)単語の音や意味を想像するのは不可能に近い。だから「英語は嫌いです」と言われると、教える側はつらいし、ちょっぴり淋しい気持ちになる。

暗記は「単調で無益な作業」だと思われています。でも英語習得に暗記は欠かせません。そこで暗記を「価値ある有益な行為」へと変える工夫、考え方の転換が必要です。私は「英語が嫌い」という生徒に対して、単語を「お金」、暗記を「貯金」に喩えて話すことがあります。われわれの脳は「銀行」の役割をしてくれます。単語とお金に共通するのは、その獲得に大変な苦労をともなう点です。親は自分のためだけでなく、子供や他の家族のために、毎日一生懸命働いてお金を稼いでいるんだよ。親って偉いね、なんて言ったりします。暗記もお金も苦労との交換によって手に入れることができるものです。

単語とお金では違う面があります。それぞれに素晴らしい面があります。お金は銀行に預けておけば、決して減ることはないし、むしろ利子によって増えていきます。単語は一度覚えても、放っておけばどんどん忘れていきます。お金は使った分だけ減っていきますが、単語は使っても減らないどころか、利子がついていきます。お金は人に与えてしまえばなくなりますが、言葉は人に教えればその定着度がどんどん増していきます。お金は人に奪われてしまうかもしれませんが、知識はだれにも奪うことができません。使えば使うほど、与えれば与えるだけ自らが豊かになっていく、それが言葉や知識の素晴らしい点だと思います。

「英語は覚えることが多くて嫌だ」私もかつてはそんな少年でした。英語を得意とする同級生に憧れたし、膨大な量の単語を暗記できる彼らの能力を羨ましく思いました。そしていつになったら英語は楽しくなるだろうかと悩みました。しばらく待ってはみたものの、ついには楽しさは降ってこなかった。暗記は「単調で無益な作業」に思われる。それを「価値ある有益な行為」だという風に考え方を変える工夫が必要なんだと悟ったのは最近のことです。英単語は一定量を覚えると、英語の見え方、聞こえ方が劇的に変わります。しばしばこのことは「ブレークスルー」と呼ばれますが、このブレークスルーを経験した者には暗記作業の価値が理解できますが、多くの日本人がそれを実感しないまま、英語学習を終えているかもしれません。

最後に言語学者の千野栄一のことばを紹介したいと思います。
単語を覚えるという努力を着実に続けられる人は、ひとたびこの困難を乗り越えたときの楽しみを知っているか、それを想像できる人である。
千野栄一『外国語上達法』岩波新書
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2008年01月14日

登山と英語学習(後編)

たいへん遅くなりましたが、後編です。前編をお読みでない方はぜひこちらもお読みいただけたら幸いです。

登山と英語学習
登山の目的は頂上に登ることです。頂上に着いたときの達成感は格別ですし、山頂から見る景色は壮観ですよね。日常生活を送る中では決して体験することができないものです。

英語もこれに似ています。英検やTOEICの目標点に到達できたときの喜びは格別です。英語力があるレベルに達すると、世界の見え方が変わってくるはずです。

急がば回れ
中学生を見ていていつも思うことですが、英語を苦手としている生徒ほど方法にこだわる傾向にあります。「英語の勉強の仕方を教えて下さい」と言ってくる。この言葉の裏には「楽して英語の点数があがる方法をあるはずだ」という思いが見え隠れする。手っ取り早く点を稼ぐ方法を求めたがります。でも英語習得の道は山道と同じで、緩やかに蛇行した長い道を延々と進んでいくしかない。

鳥瞰
英単語をたくさん覚える、英文の理解度がぐっと増す。英文法をしっかり学ぶと、英文の骨組みが見えてくる。繰り返し英語を聴くと、ネイティブの発話スピードにも慣れてくる。英語力がある程度のレベルに達すると、視界がぐっと広がると思うんです。そして見え方まで変わると思うのです。高校入試を突破してみると、中学1年の教科書は簡単に感じる。身の回りにあふれるカタカナや外来語の意味がわかる。映画の原題に込められたニュアンスが感じとれる。大学生のときには全くと言っていいほど歯が立たなかったペーパーバック。でも今は読んで感動できる。子供のときには想像もつかなかった世界を味わうことができるうようになりました。山頂には地上に暮らす人間には想像もつかない絶景が待っている。

英語学習法
英語学習の方法はそのレベルによってさまざま。SSS英語学習法のように、やさしい英文を大量に読む方法。英語の順で理解するためのスラッシュリーディング。語彙暗記にこだわる方法。音読筆写で英語力を鍛える方法。シャドーイングやリテンションで聴解力を磨く方法。北米の大学に留学する、などなどさまざまあります。これが一番という方法は存在しないと思いますが、どの方法でもそれを実践する限り英語力アップに貢献します。高い山であれば、登山ルートがいくつもあるでしょう。道は1つではないのです。

学習仲間の存在
英語学習をスムーズに行うためには、よき指導者と高い志を持った仲間の存在が欠かせない。指導者は目標到達に必要なおおよの学習時間、適切な学習方法を知っています。学習者の苦労をわかってあげることができる。また、仲間がいると学習意欲が湧いてくる。苦労を分かち合い、激励し合うこともできる。

辞書の活用
上級者ほど辞書を使いこなしているもの。でも辞書は万能ではなく、初級者には初級の、中級者には中級の、専門家には専門の辞書を選択することが大切です。辞書を持っているだけで英語力が上がることはない。何遍も何遍も引くことで、手になじんでくる。そして道具としての機能が発揮されてくる。ある大学教授は1日に200回は英英辞典を引くと言っています。また別の大学教授は辞書を引く回数に応じて英語力は伸びるものだと言います。登山靴も数多くの歩みを重ねることで使いやすくなり、役にたつようになるのです。


標高の高い「山」はたくさんあります。新しい「山」にチャレンジしていきたい、そう思います。なぜかって?Because it is there. (by George Herbert Leigh Mallory) And because there are lots of people struggling to conquer English.
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2008年01月04日

登山と英語学習(前編)

前編と後編の2回に分けてお送りします。

勉強はつらいよ
英語に限らず一般に勉強は楽な作業ではありません。漢字の成り立ちを考えてみれば楽しいものではないことがわかります。「勉めて(=努めて)強いる」わけですから。

覚えても覚えても暗記すべき知識事項は次々と湧いて出てきます。暗記には終わりがない、際限がないように感じられる。だから苦しい。ゴールの見えない作業は辛い。

また、勉強を続けていてもなかなか伸びが感じられない時期もあります。これは相対的な感覚ですから、自分で伸びを実感することはなかなか難しい。われわれは払った努力に応じた成果を期待します。もし伸びや成果が実感できないと、往々にして自らのセンスや才能を疑ってしまうものです。

このように勉強を通して知識や技能を身につけていくことはたやすいことではありません。平坦な道ではなく険しい山道なのだと時々思うのです。勉強という作業は山登りに似ているなあと。

登山道は最短距離ではない
山はまっすぐ縦方向に頂上に向かって登っていくことはできませんね。不可能ではありませんが、勾配がきつくなりますから当然登りにくくなります。登山道は横方向に緩やかに登っていくよう作られています。縦方向に比べて歩く距離は何倍も長くなりますが、傾斜を緩めることで人は山を登れるようになっています。

眼下に見える景色
少し歩を進めたくらいでは目に入る景色は変わりません。しかし長時間登った末に振り返ってみれば、眼下には驚くような景色が広がっているものです。麓の景色はいつでも見れるわけではありませんが、ある高さに達すると見ることができるものです。そしてその歩みを止めない限りはいつか必ず頂上にたどりつくことができます。

登山道は1つとは限らない
どんな山にも頂上まで続く登山道があると思います。つまり山を切り開き、その道を作った人が存在します。また、山によってはいくつもの登山道が設けられることがあります。山の登り方は1つとは限りません。何通りもの登り方がありますが、どれが正しいということはありません。どれでも頂上にたどり着くことができます。そして途中の景色は違っていますが、頂上を目指すという目的は変わりませんから、どの道を行っても登り続けていればいつかは山頂にたどりつくことができます。

仲間と登る楽しさ
ふつう山登りは一人ですることは少ないと思います。最初の登山は家族といっしょに。次は学校のクラスメートたちや先生と。登山は仲間と登ると楽しい。同じ苦しみや楽しさを共有するもの同士だから。慣れてくれば一人で登ることもできるし、マイペースで登るのも悪くない。また、学校を卒業すると山登りをしなくなる人も多いかもしれません。一方で、登山の魅力にとりつかれて一生山登りを楽しみにする人たちも存在します。

登山靴
登山には必要な道具があります。低い山を登るときと高い山を登るときでは必要な道具や装備も変わりますね。登山に必要な装備として真っ先に思い浮かぶのが登山靴です。登山靴って一般的に重いですよね。しかしそれは重さには必要性があって重いのです。また、安いものから高価なものまでたくさんの種類が揃っています。高価であれば機能性に優れますが、万人向けとはいえません。しかし安いが機能が簡素な靴では高い山を登るのは危険です。そして何と言っても履き慣れたものが一番ですね。


To be continued...(後編へ続く…)
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2007年07月02日

英語上達法ランキング

興味深い調査です。これは日本人の英語学習に対する意識レベルが表れていると思います。第1位がこれではガッカリです。発想が貧しい。日本国内でも十分すぎるほどの英語学習環境はいくらでも作れるのに…。
日経新聞は16日付のNIKKEIプラス1で「効果の上がる英語上達法ランキング」を発表、ランキングによれば、1位は「海外に旅行し、できるだけ英語で話す」(1,720票)だった。以下2位「NHKのテレビ・ラジオ講座を視聴する」(1,620)、3位「字幕を見ないで英語の映画を見る」(1,370)、4位「英会話セット(テープ、CDなど)で練習する」(1,110)、5位「少人数制の英会話レッスンを受ける」(1,080)と続いた。

調査はインターネット調査会社マクロミルを通じて、6月上旬に実施。調査対象はTOEICスコア600点以上で、英語での日常会話に不自由がないという20 代から50代の男女1,032人。あらかじめ「NIKKEIプラス1」読者モニターに対する事前調査で絞り込んだ36項目から、英語上達のために実施した項目5つと、そのなかで「効果的」だった項目3つを選択させて集計したもの。

また今回の調査対象者には、英語を勉強している期間も聞いており、大学までの勉強を除いても、「10年以上」と回答した人が32.4%だった。日経新聞では、多くの人が学校卒業後も語学の勉強を続けている様子がうかがえる、としている。
効果のあがる英語上達法ランキング
英語教育ニュース[2007/06/25]
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2007年06月09日

英和辞典の楽しみ

辞書は単語がアルファベット順に並んでいるだけで退屈だと思っている人がいるかもしれない。あくまで参照用として割り切る人もいるでしょう。

でも英和辞典を眺めていると、英語という言語に対する気づきがたくさん得られます。辞書は「読む」ものだと主張する人がいますが、本当にその通りです。私たちの知識欲を満たしてくれるように、期待以上のことが載っているのです。

たとえば"herb"を調べてみましょう。どうせ「ハーブ;薬草」のことでしょ、と思っても引いてみて下さいね。そうするとherbの項には(発音注意)と書かれているはずです。正しくは[ハーヴ]ではなく[アーヴ]だと気づかれるでしょう。次に意味を確認しますと、「草、草木」を指す言葉であることに気づくでしょう。そしてherbに続く語に目を移してやれば、関連語がたくさんあることに気づきます。herbaceous(草の)、herbicide(除草剤)、hervivorous(草食の)等の単語が続いているはずです。日本語にすでに入り込んでいる「ハーブ」以上の意味があることが確認できます。このように、はじめはherbの意味を確かめるために引いたのですが、読後には(1)[アーヴ]という発音、(2)「草、草木」の意味、(3) 関連語までを記憶に残すことになったのです。 期待値に対して3倍の情報量を引き出したことになりませんか?これは辞書を少しの手間をかけて「読」んだからです。われわれ英語教師の役割として、学生たちにはこのような辞書のメリットをいかすよう指導したいものです。
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2007年05月30日

ニンテンドーDSで語彙増強

だれもが楽しく、効率よく、英単語を暗記したいと考えます。暗記には次のようなイメージがつきまといます。つらい、苦しい、つまらない。ゲーム機で楽に暗記ができたら…。一昔前なら夢のような話が、実際に試されています。しかもその成果が素晴らしい。読売新聞の記事を一部引用します。
ゲーム機は、専用のペンで英単語を画面に記すと、その発音が音声で流れる仕組み。ソフトは東京のソフト開発会社が制作し、1800語が収録されている。同校では、昨年9月から約5か月間、当時の3年生の希望者49人を対象に、英語授業の冒頭10分間にこのゲーム機を使って英単語の学習を進めてきた。

調査は、ゲーム機導入にかかわった上智大文学部の池田真准教授らが実施。生徒を約半数ずつ2グループに分けて今年2月に確認テストを行った結果、1グループの平均語彙数が361語(35・2%)、他方のグループが423語(41・8%)増えていた。

英検3級を受けるのに最小限必要とされる1300語以上に達した生徒は実施前の19%から79%に増加していた。
子どもたちが日頃から親しんでいるゲーム機を利用するという発想はいい。ゲーム機なら繰り返しの苦しみを軽減できるし、ニンテンドーDSならタッチペンで手を動かす作業が入るから飽きにくく、集中力が持続しやすいのでしょう。こういう楽しい活動はどんどん取り入れたらいいと思います。

ただし気を付けなければいけないこともあるでしょう。英語と日本語の単語は必ずしも1対1で対応しているわけではありません。例えば、"apple"と「林檎」は完全にイコールとはいえません。日本人はリンゴといえば「赤」を連想しますが、米英人は必ずしも「赤」を連想しません。apple green「淡い緑色」という言葉があるくらいです。どの単語にもこのようなイメージの差異は存在します。

教育的な意味でいえば、文化的な背景を理解し、また単語がもつコア・イメージをしっかりとらえることが言語学習には必ず必要です。これをゲーム機に期待することはできないでしょう。だからこそ教師が介在することに意味があると思います。ゲーム機による暗記の効率性を生かし、またその弱点も知りつつ上手に利用してもらいたいです。
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2007年05月29日

1,000時間

名古屋外国語大学のLOGBOOKというシステムは非常に興味深い。大学側は学生に一年間で1,000時間もの英語学習時間を確保するよう要求している。そしてこの1,000時間という目安はきわめて科学的だと思う。言語習得に関するさまざまな研究結果から導いた数値でしょう。プロのスタートラインといわれる英検1級。その英検1級合格までには4,000時間以上が必要だといわれます。LOGBOOKはこの4,000時間以上の学習時間を意識した取り組みだといえます。

さて1年間で1,000時間に到達するには、1日3時間の勉強が必要となります。LOGBOOKでは細切れの時間を有効に活用するよう提案しています。

授業時間で330時間、宿題に240時間、通学時間で150時間、日々の音読・シャドーイング・スピーキングで80時間、休暇利用で200時間の計1,000時間のモデルプランを提示しています。家での学習だけでなく、さまざまな形の英語学習をつなぎ合わせて1,000時間確保しましょうとアドバイス。これは当たり前のことではありますが、とても貴重な忠告です。

できるだけ様々な方法で学習しようと提案しています。その例として、映画をみた感想を友人にeメールを使い英語で報告するなんてアイディアは素晴らしいです。学生は楽しく自然に英語学習に取り組むことができるでしょう。

小さな目標と大きな目標をたてましょうと提案しています。この意見にはまったく同感です。小さな目標の例がこれまた素晴らしい。映画好きの私としては「夏休みの間に映画を2本英語の字幕で見て、使える台詞を50文ノートにつけてみよう!」がいいと思いました。

音読・シャドーイングなどのやり方が丁寧に説明されています。英語ノートの具体的な作り方の説明がいいです。とにかく英語学習のアイディアが満載です。詳しくは直接ウェブページにとんでお読み下さい。
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2007年05月16日

効果的な外国語学習法とは? (下)

ちょっとずるいですが、結論部から筆者のイイタイコトをつかむことにします。
In summary, to become an excellent language learner, @you have to be convinced in your heart that you will succeed, and then you must take charge of your own learning. AYou must find your own best ways of mustering up the language and getting inside it.

まとめると、言語学習上級者になるには、@心から成功すると信じて、自らの学習法を貫くこと。Aできるだけたくさん使って、言語話者になりきること。

記事内ではいくつかの例を出して、上記2つのポイントに説得力を持たせようとしていますが、はっきり言ってわかりづらい。私には納得できない部分もあります。そこでこの2つの点に沿って、私見を述べたいと思います。

@心から成功すると信じて、自らの学習法を貫くこと
ほぼ同意します。ただし、自信を持って取り組む大切さはわかりますが、正論過ぎて面白みに欠けます。言語学習においてどのように自信をつけていくのか、そこを具体的に突いてほしかった。後半部の「学習法を貫くこと」には全面的には賛同できません。ある方法を変えずに貫くのがベストでしょうか。いろんな学習法を試すプロセスもまた必要でしょう。いろいろと試す中で、自分に合った学習法を見つけ出す過程を経てこそ、excellenet language learnerだと思うのですが。

Aできるだけたくさん使って、言語話者になりきること。
("muster up"ってこういう訳し方でいいのかな。翻訳に自信はありません。)これはアウトプット(output)をちゃんとやりましょう、ってことですね。英語の感覚を身につけていくには本物を真似てアウトプットしていくことが不可欠。受動的活動としてはシャドーイング、能動的活動としては日記をつけるのが代表例でしょう。こういった学習活動を通してアウトプット量を増やすことには賛成です。しかし日本人の英語学習者はアウトプット不足もさることながら、インプットの絶対量が不足しているのではないでしょうか。つまりは勉強時間・勉強量が足りない。これをちゃんと専門家が指摘した方がいい。言語習得は甘くないです。十分な語彙力がないままにいくら英会話の練習を重ねても英語力は高まらないのです。
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2007年05月12日

効果的な外国語学習法とは?(上)

当ブログを訪問される方のほとんどは、もっと英語がうまくなりたいと考えていらっしゃるかと思います。そして効率的な学習法を模索しておられることでしょう。Daily Yomiuriに非常に興味深い記事がありましたのでここに取り上げます。
Having a feeling for a language includes, as a subset, having the ability to produce appropriate structures (grammar) and forms, but beyond that it includes expressiveness--not only exchanging surface meaning, but also giving and taking humor, shock, banality, beauty, profundity, etc., as required. The effort should be not only to think in the language but also to do everything else, up to and including dreaming in it.
言語に対する感性を持つということは、ある一面として適切に文(文法)と語形を操る力のことでありますが、それとは別に表現力が求められます。それは表面的な意味を交換だけでなく、ユーモアや驚き、平凡さや美しさ、奥深さなどを必要に応じてやりとりする力のこと。その努力は言語で考えるということに留らず、夢を見ることも含めて、あらゆることをその言語で行うべきだということです。

(下)につづく
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2007年05月06日

英語学習とマラソン

前回、英語学習のすすめ方として、「明確なゴールを設定すること」と「ゴールに必要な学習時間や語彙レベルを明らかにすること」ことが大切だと書きました。そしてそのときに英語の資格試験を中間目標とすることが効果的だという趣旨でした。

ターゲットとなる目標行動が決まったら、次はそれを継続することです。今回は挫折せずに継続するためのアイディアについて語りたいと思います。禁煙、ダイエットなど一念発起しても、なかなか長続きせずに挫折してしまうことが往々にしてあります。「継続は力なり」を頭ではわかっていても、行動が伴わないものです。それではまず継続の障害となる問題点を挙げてみることにします。

勉強系全般に言えることですが、語学学習は成果が出るまでに時間がかかることが、「継続」を困難しています。ゴールまでの道は果てしなく長い。ゴールテープが視界に入っている100m走ではなく、ゴールの見えないマラソンの世界です。42.195kmをは走っても走ってもゴールは見えてきません。そして自分がどれくらい走ったのかを確認することもできません。

それに比べて、テレビやゲーム、甘いお菓子などのいわゆる誘惑は短時間で快楽を得ることが可能になります。マラソンでいえば、レース途中で足を止めて休みたい衝動に駆られるのと同じです。走るのを止めてしまえば楽になります。快楽がすぐに得られるからです。しかしそれでは精神的な満足は得られない。

上記以外にも「継続」を阻害する要素はまだあると思いますが、今回はこの2点に絞って対応策を考えます。

1.成果が見えにくい→中間目標をたくさん設けてその成果を確認する
 マラソンでは数kmおきに走った距離をチェックできるポイントが設けられていると思います(進度の確認)。選手は時計を使って各ポイントでのラップタイムを記録していきます(成果の確認)。英語学習では、学習プロセスに具体的な数値で中間目標を決めて、学習の進捗状況をつねに把握するようにします。例えば、単語を3,000語を半年で暗記するとします。200語ごとに区切ってテストをしましょう。そしてその成績をグラフ等に表し、中間目標の達成度を目に見える形にするのです。

2.誘惑に負けてしまう→協力者を見つける
 あなたにとって「誘惑」は何ですか。その中身をはっきりさせましょう。
テレビやゲームならそれを信頼できる人に目標達成まで預かってもらいましょう。それが無理なら、親や兄弟などに協力してもらい、「勉強する時間だよ」とか「テレビを見る時間じゃないよ」と声をかけてもらってはどうでしょう。さらには「誘惑」に勝っているときは、「がんばっているね」などと励ましてもらえるとさらにいい。協力者は本当に心強い味方になります。マラソンでは観客の声援があるからこそ最後まで走れるのではないでしょうか。支えてくれたコーチや家族のためにも頑張ろうと思うはずです。あなたのことを信じて、力を貸してくれる人が必要です。

【参考文献】
・石田淳『「続ける」技術』フォレスト出版
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2007年05月01日

英語資格試験の活用

英語上達を真剣に望むなら、だれもが効率のよい学習法を求めています。みんなが現状の英語力に満足していないし、もっとうまくなりたいと思っています。それではどのようにして英語力をアップさせたらいいのでしょうか。

まず最初に、ゴール(目標)を明確することです。「アメリカ人と英語で話したい」や「英文を読めるようになりたい」といったぼんやりとした目標設定では上達は望めません。もっと具体的にゴールのイメージを描くのです。その際に、タイムリミットを設けるとさらにいいでしょう。「"Harry Potter"シリーズをペーパーバックで読む」とか「1年後に北米の大学に留学する」とか。

ゴールとタイムリミットを定めたら、次は目標とする「英語力」に必要な学習時間や語彙レベルなどを明らかにすることですが、これはなかなか難しい。「英語力」が目に見えないため、把握しにくいからです。

ではどうすればよいか。

英語の各種資格試験が役に立ちます。例えば、Harry PotterシリーズのペーパーバックにはTOEICや英検のレベルがしっかりと明示されています。また、北米の大学への正規留学となれば、TOEFLのスコアが目安になるからです。テストを短期の目標としながら、英語力を徐々にレベルアップさせていくのが妥当な方法だと思います。(各種英語試験の対策本は書店に溢れています。教材探しに困ることはないでしょう。教材選びのコツはまた別に機会にお話したいと思います。)

「英語力」というあいまいなものを数値化してくれる素晴らしいシステム。それは英検であり、TOEICです。アニメを喩えに出せば、こうしたテストのスコアや級はDRAGON BALLに登場する「スカウター」のような役割を果たしてくれるのです。孫悟空やその仲間にはとても便利な道具でしたよね?未知の敵と戦って自らの実力を試すようなことをしなくて済むのですから。計画的に実力を磨いて、十分な戦闘力が備わった時点で戦いを挑んでいけばいいのです。英語力を高めようという意欲のある方には、ぜひ「英語スカウター」をもっともっと活用していただきたいと思います。

ふつうは仮定法や関係副詞などという文法用語を耳にしただけで文法学習を敬遠したくなります。英単語を3,000語暗記しなさいと言われたらほとんどの人が英語学習が辛いものだと感じるでしょう。でもその先に「明確な未来像」をイメージできていれば、英文法や英単語の学習に価値を見いだすことができるようになります。

英語学習を進めていくとそれ自体が楽しくなる瞬間があります。そうなったらもっと英語を知りたくなる。いろいろ調べると語彙力が増していきます。また、英文を音読することが快感になることさえあります。楽しく読んでいるうちに、発音がうまくなり、リスニング力もアップする。我慢して続ければ、こういった副産物が生まれます。こういうときは英語力が上がっていくのが実感できます。問題を淡々とこなした結果だけではない。英語学習を通じて得たプラスアルファが必要なのです。そうした充実した英語学習生活を送ることができたら幸せですよね。1つの目標を達成できたら、次の目標を立てるのが楽しみになります。そしてますます英語を勉強しようという気になります。私自身がそうやって英語力を伸ばしてきました。英語力をさらに高めようという一人でも多くの方の心に響けばいいなと思ってこれを書いています。

最初に書いたように、私もまた現状の英語力に満足しているわけではありません。私の英語力がまだまだ未熟であることは自覚しているつもりです。「たいした英語力もないくせに」という批判は重々覚悟しておりますが、当ブログをどうか温かい目で見守ってください。
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