2009年05月03日

Gran Torino

Clint Eastwood自ら監督・主演した"Gran Torino"を鑑賞してきました。すでにご覧になった方も多いと思いますが、よかったですよ。Clint Eastwoodは相変わらずの存在感。過剰な演技を必要とせず、じんわり伝わるのが心地よい。アジア人を軽蔑したような言葉遣い(zipperhead, egg roll, gook, chinks, slopes)が多かったですが、こうした悪態をつきながらも憎めない頑固老人を好演していました。今週の運勢なんか読むところなんてお茶目。近所のHmong族との温かな交流が印象深かった。

ある表現が気になりました。"Christ all Friday"。観賞後も頭にひっかかっていて、自宅にて辞書で調べましたが載ってません。「なんてこった」のような意味で言った言葉だと思いますが、戸田奈津子さんが担当された字幕では、特に訳出されてはいなかったように記憶しています。なぜFridayなのでしょう。キリスト教ではキリストが十字架にかけられた不吉な日とされているそうですが、それと何か関係があるのでしょうか。ご存知の方がいましたら教えて下さい。

【追記[2010.8.12]】
"Christ All Friday"に関する情報をあるサイトでついに見つけました。英語のネイティブ・スピーカーがこの表現に着目し、私の疑問に対する解説とさらには類似の事例を書いていてうれしく思いますし、モヤモヤも晴れてスッキリしました。以下に該当箇所を引用いたします。
Unusual Euphemism - "Christ All Friday". Possibly meant as a Curse Of The Ancients as well. Having worked with a few husbands of strong Catholic women, this *troper has other suspicions of what it is meant to allude to, namely a don't-blaspheme reflex.
Inverted drastically with Clint Eastwood's character in Gran Torino. If it comes out of his mouth and it's not an ethnic slur, then it's probably just an adjective used to modify an ethnic slur. One exception is "Christ all Friday," a minced oath probably more to do with having had to deal with his devout Catholic wife (who would have taken the commandment not to take the Lord's name in vain quite seriously).
*trope(比喩;言葉のあや)のことと思われる
posted by cosa at 22:14| Comment(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

Matilda

Roald Dahl原作の児童文学『Matilda(マチルダ)』の映画版。Mara Wilson主演のコメディー。台詞が多くストーリーも楽しいので、英語学習として格好の素材かと思います。映画もいいですが、原作もまた愉快で痛快な作品。Roald Dahlの作品は読みやすいし、楽しいし、洋書の入門として最高にお勧め!

冒頭のDanny DeVitoによるナレーションをご紹介します。Youtubeの動画はこちらからどうぞ。ナレーションは0:46からスタートします。発話スピードは容赦ありません。
Everyone is born, but not everyone is born the same. Some will grow to be butchers, or bakers, or candlestick makers. Some will only be really good at making Jell-O salad. One way or another, though, every human being is unique, for better or for worse.

Most parents believe their children are the most beautiful creatures ever to grace the planet. Others take a less emotional approach.
quoted from the movie "Matilda"
posted by cosa at 23:43| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

The Dark Knight

久しぶりの映画鑑賞。Batmanシリーズ最新作『The Dark Knight』は評判通り、期待値以上の傑作でした。あっという間の2時間半。Christopher Nolan(クリストファー・ノーラン)監督が手がけた脚本がまず素晴らしい!ぜひ次回作も手がけていただきたい。そしてThe Joker役のHeath Ledger(ヒース・レジャー)の演技が光っていました!際立つ存在感に圧倒されました。才能ある俳優がすでにこの世を去っていることが非常に残念でなりません。

映画の感想を書くだけでは私のブログらしくないので、台詞を1つ取り上げたいと思います。今後ご覧になる方のために、シーンの説明は避けます。『The Dark Knight』の中では、主人公に限らず、一般市民も含めて、善悪の狭間で揺れながら、みなが大きな決断を迫られます。自分の生死も他人の生死も含めた究極の選択を迫られます。果たして一人の囚人が下した大きな決断とは…?
Tattooed Prisoner: You don't want to die, but you don't know how to take a life. Me and my friends would kill you, then take it anyway. Give it to me; you can tell'em I took it by force. Give it to me, and I'll do what you shoulda did ten minutes ago.
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2008年07月13日

Chocolat

ジョニー・デップ主演の『Chocolat(ショコラ)』より、映画終盤、若い神父が町民たちに説教(homily, sermon)をする場面。この映画を見たのはずいぶん前になりますが、このスピーチが印象的でよく憶えています。Youtube内の動画はこちらからどうぞ。4'17辺りから始まります。
I'm not sure what the theme of my homily today ought to be. Do I want to speak of the miracle of our Lord's devine transformation? Not really no. I don't want to talk about his devinity. I'd rather talk about his humanity. I mean, you know, how he lived his life here on earth. His kindness, his tolerence. Listen! Here's what I think. I think we can't go 'round measuring our goodness by what we don't do, what we deny ourselves, what we resist, and who we exclude. I think we've got to measure goodness by what we embrace, what we create, and who we include.
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2008年07月12日

Love Actually

『Love Actually(ラブ・アクチュアリー)』は私の大好きな映画。愛のある素晴らしいシーンが詰まっている"lovely"と形容したくなる作品。

紹介したい場面が数多くあるのですが、その一つがこの映画の冒頭、ヒースロー空港の場面。これがいい!このシーンだけでも観る価値を感じさせてくれます。英国の首相役Hugh Grantがナレーションしています。Youtubeでの動画はこちらからどうぞ。台詞は22-23秒あたりからはじまります。
Whenever I get gloomy with the state of the world, I think about the arrivals gate at Heathrow Airport. General opinion's starting to make out that we live in a world of hatred and greed---but I don't see that---seems to me that love is everywhere. Often it's not particulary dignified, or newsworthy---but it's always there---fathers & sons, mothers & daughters, husbands & wives, boyfriends, girlfriends, old friends. When the planes hit the Twin Towers, as far as I know, none of the phone calls from the people on board were messages of hate or revenge---they were all messages of love. If you look for it, I've got it sneaking feeling you'll find that love actually is all around.
Hugh Grantは早口なので、彼の話すスピードに負けないように何度もオーバーラッピングしました。ネイティブ・スピーカーの発話速度を体感できますよ。
posted by cosa at 00:47| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

ミラクル

2005年の作品『ミラクル』をレンタルにて鑑賞。しびれるセリフがバンバン飛び出す私好みの映画。米国アイスホッケー五輪代表コーチ役をカート・ラッセル、その妻をパトリシア・クラークソンが演じています。彼らの演技は安定感抜群。安心して鑑賞に集中できました。

台詞がすばらしい映画だと書きましたが、字幕翻訳がまた素晴らしい。門外漢の私が称賛するのはおこがましいのですが、切れ味鋭い数々の日本語字幕が印象に残りました。翻訳した方がどなたかはわかりませんが、いい仕事しています。映画にとっては作品自体の魅力も大事ですが、見事な字幕は作品の魅力をさらに高めるのだと感心いたしました。

印象に残った台詞をその見事な字幕とともにご紹介たいします。当時世界最強のソ連代表と戦う前、控え室での監督の独白。この場面をAmerican RhetricのMovie Speeches内Miracleより見ることができます。
Great moments are born from great opportunity.(最高の瞬間は最高の機会から生まれる) And that's what you have here tonight, boys.(今夜がそうだ) That's what you've earned here tonight.(自らつかんだ舞台だ) One game.(1試合だ) If we played them ten times, you might win nine.(10回なら9回負ける) But not this game.(だが) Not tonight.(今夜は違う) Tonight we skate with them.(今夜は負けない) Tonight we stay with them.(堂々と渡り合い) We shut them down because we can!(最後には必ず勝つ!) Tonight we are the greatest hokey team in the world.(今夜はわれわれが世界一のホッケー・チームだ) You were born to be hokey players. Every one of you.(君らは生まれついてのホッケー選手だ) And you were meant to be here tonight.(選ばれて今ここにいる) This is your time.(主役は君らだ) Their time is done. It's over.(ソ連の時代は今夜で終わる) I'm sick and tired of hearing about what a great hokey team the Soviets have.(彼らを称賛する声はいい加減聞き飽きた) Screw them. This is your time.(これからは君らの時代だ) Now go out there and take it!(証明してこい!)

最後、エンドロール前、実在したナショナルチーム監督に捧げた言葉がまたニクい!
This film is dedicated to the memory of Herb Brooks, who died shortly following principal photography.(故ハーブ・ブルックス監督に捧げる)He never saw it. He lived it.(映画の完成を待たず亡くなったが、彼は映画を生きたのだ)
posted by cosa at 01:11| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

With Honors

1994年の映画『きっと忘れない(With Honors)』からのセリフ。押韻が巧みで風刺も利いた心憎いセリフ。
Simon: Excuse me, Miss. Can I borrow your quarter? I'd like to get a morning paper.
Woman: Sure.
Simon: Thank you, sweetheart. Hey, you know what the greatest nation in the world is, don't you?
Woman: I hope it's the USA.
Simon: Wrong. It's "donation."
quoted from the movie "With Honors"
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2008年05月01日

Roman holiday

今度は50年以上前の作品で、不朽の名作『Roman Holidy(ローマの休日)』について。この邦題は誤訳。あちこちで指摘されています。「ローマの休日」と聞くと、私はつい男女二人のロマンティックかつ優雅な休日をイメージしてしまいますが、辞書の記述にあるように、"Roman holiday"には「他人を犠牲にして成り立つ楽しみ」という意味が込められています。このタイトルの意味がわかれば、Gregory Peck(グレゴリー・ペック)がラストでとる行動のかっこよさが際だち、より感動が深まると思います。
Roman Holiday
他人を苦しめて得る娯楽[利益](古代ローマで剣闘士を戦わせて楽しんだことより)
『ウィズダム英和辞典第2版』三省堂
posted by cosa at 17:56| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

one fine day

再び10年ほど前の映画の話。George Clooney(ジョージ・クルーニー)とMichelle Pfeiffer(ミシェル・ファイファー)主演の『One Fine Day(素晴らしき日)』という作品について。『素晴らしき日』という邦題ですが、誤訳ではないかと思うのです。fineに対して「素晴らしい」という訳語を当てるのは問題ない。でも日本の配給会社は"one fine day"という表現が存在することを知らなかった?それとも知っていながら、ヒット狙いでタイトルを付けた?
one fine day[morning]
ある日[朝];いつか(物語の出だしで過去・未来に用い、fineに特に意味はない)
『ウィズダム英和辞典第2版』三省堂
posted by cosa at 03:29| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The mercury is rising.

もう10年ほど前の作品になりますが、Bruce Willis(ブルース・ウィリス)主演の『Mercury Rising(マーキュリー・ライジング)』という映画がありました。自閉症の少年が国家機密の暗号が入ったパズルを解いてしまい、NSA(国家安全保障局)に命を狙われるというサスペンス。この極秘プログラムのコード名がMercury Risingで、それがそのまま映画のタイトルになっていたので、鑑賞した当時はその意味に何の疑問も持っていませんでした。しかし、知ってしまったのです。"The mercury is rising."という表現が存在することを。
The mercury is rising.
(1) 天気が回復して[気温が上がって]いる (2) 景気[機嫌]が良くなっていく (3) 次第に興奮してくる
『ウィズダム英和辞典第2版』三省堂

ちなみにこの映画に対する評価は芳しくなく、その年のThe Golden Rasberry Awards(ゴールデンラズベリー賞)Worst Actor(最低主演男優賞)をブルース・ウィリスが受賞しています。
posted by cosa at 01:39| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月17日

So Long And Thanks For All The Fish

Dictation(ディクテーション)は聴解力のbrushup(磨き直し)に有効な学習法です。同時に、時間がかかる非常に手間のかかる学習法でもあります。Dictationが効果的なmethod(方法)であることは知りつつも、なかなか取り組めずにいます。単に面倒くさがりであることと、根気が足りないからです。そこで私の場合、真剣にディクテーションに取り組んでらっしゃる英語学習者には大変失礼かと存じますが、気晴らし程度に楽しみながら取り組むことにしています。

今回は映画『THE HITCHHIKERS' GUIDE TO THE GALAXY(銀河ヒッチハイク・ガイド)』の冒頭で流れるナレーションをディクテーションのネタにします。YouTubeの動画はこちらからどうぞ。遊び心のある歌もお楽しみください。

英文の語数は全部で139語。私は14語間違えましたので、正答率は89.9%。theirをtheと聞き違えたり、assumedとすべきところをseemedとしてしまいました。聴解力もないのですが、単語の運用能力が不足気味であることを痛感します。

正しい英文は以下になります。
SO LONG AND THANKS FOR ALL THE FISH
It's an important and popular fact that things are not always what they seem. For instance, on the planet Earth, Man had always assumed that HE was the most-intelligent species occupying the planet, instead of the THIRD most-intelligent. The second most-intelligent creatures were, of course, dolphins who - curiously enough - had long known of the impending destruction of the planet Earth. They made many attempts to alert Mankind to the danger, but most of their communications were misinterpreted as amusing attempts to punch footballs or whistle for tidbits. So they eventually decided they would leave Earth by their own means. The last-ever dolphin message was misinterpreted as a surprisingly sophisticated attempt to do a double backward somersault through a hoop while whistling "The Star-Spangled Banner". But, in fact, the message was this:

(ding)

"SO LONG AND THANKS FOR ALL THE FISH!"

追記
以前の書いた人生、宇宙、すべての答えという記事はこの『銀河ヒッチハイク・ガイド』という映画に関係があります。興味ある方はぜひご一読または再読を。

追記2
ミュージカル仕立てにした動画をYoutubeで見つけました。こちらです。みんなほんとに楽しそう。
posted by cosa at 18:49| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月19日

For the love of Pete!

For the love of Pete!

映画『Shrek(シュレック)』のなかで、主人公シュレックが何度かこのフレーズを叫ぶ場面があります。直訳すれば「ピートを愛するが故に」となりますが、どうもそのような意味ではなさそうです。劇中にPeteという登場人物はいません。調べてみると、この表現にはいくつかのバリエーションがあるようで、"For Pete's sake"とか"For the love of Mike'があるようです。
For Pete's sake
(1)[お願いごとを強調するとき] 一生のお願いだから、どうかお願いだから、頼むから、後生だから:For God's [Christ's, Heaven's, Pete's] sake, can you stop crying? お願いだから泣くのやめてくれる?/ For God's [Christ's, Heaven's, Pete's] sake, just don't stand here! 頼むからどいて!/ For God's [Christ's, Heaven's, Pete's] sake, don't talk so loud and let us sleep in peace. お願いだから大声で話すのをやめて、静かに寝かせて下さい!
(2) [驚き]ひどい、あきれた
(3) [拒絶]いい加減にしろ、本当にもう!
(4) [疑問文で]いったいぜんたい、何だって?
『英辞郎第2版』アルク
映画の中では(3)や(4)の意味で使われているようです。Check it out!
posted by cosa at 04:08| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

16 Blocks

先日、DVDで、Bruce Willis(ブルース・ウィリス)主演の"16 Blocks(16ブロック)"を観ました。派手なアクションシーンはありませんが、セリフがよかった。特にimportant witness(重要参考人)であるMos Def(モス・デフ)が映画前半、護送される車中でBruce Willisに出す心理テスト?がいい。
Eddie: You're driving along in a hurricane, You pass a bus stop with three people waiting there. An old lady who's about to die, your best friend who saved your life once and the woman of your dreams. You only have room to take one. What do you do?
(Jack turns up the radio prentending he didn't hear it)
Eddie: It's an ancient question that's supposed to tell what kind of person you are inside. Who do you take?
この問いに対して、映画後半でBruce Willisが次のように答えます。これには思わず膝を打ちました。みなさんならこの問いにどのような答えをだすでしょうか。ちなみに私は"the woman of my dreams"を選んでしまいました。(^_^;
Jack: Give the keys to your friend, let him drive the old lady to the hospital while you stay at the bus stop with the woman of my dreams.
ストーリーも実はこれに沿って展開していくので、本作品の根幹をなすやりとりではないでしょうか。
posted by cosa at 17:24| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

素敵な台詞

You know I believe if there's any kind of god it wouldn't be in any of us, not you or me. But just this little space in between. If there's any kind of magic in this world, it must be in the attempt of understanding someone, sharing something. I know it's almost impossible to succeed but who cares, really. The answer must be in the attempt.
quoted from the movie "Before Sunrise"

もし神が存在するなら人の心の中じゃない。人と人との間のわずかな空間にいる。この世に魔法があるなら、それは人が理解し合おうとする力のことだ。たとえ理解できなくてもかまわないの。相手を思う心が大切。
映画『恋人までの距離<ディスタンス>』より
posted by cosa at 03:24| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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